酒さの初期症状を示す3つのポイント
酒さは原因が不明なだけに、その初期症状も人によってバラツキがあるようですが、酒さであると確信したときにはすでそれを巻き戻すために膨大な時間がかかると言われています。酒さは痛みを伴わないために、ちょっとした肌荒れと見分けがつきにくく、つい「まぁ様子見にしよう」となりがちですが、肌荒れやアレルギー、アトピーと異なり3つの症状が同時に発生します。
それは
- 赤み
- かゆみ
- 火照り
です。
このうち、赤みとかゆみは、肌トラブルでよくある症状ですが、火照りが危険信号です。
わたしは接客業のため、顔は命であり、職業柄マスクをすることができません。また、二児を抱えるシングルマザーなので、酒さは仕事を失って家族が路頭に迷うという切実な恐怖がありました。わたしが、酒さに気付いたのは、頬の赤みが3日経っても消えなかったことからです。アレルギーには気を使っていたので、使っている化粧品が原因ではないことに自信を持っていました。そこで皮膚科にかかったところ「酒さの疑いがあります」と診断されながらも、断定するまでにはいくつもの検査をしなければならないと医師から告げられた時、はじめて「酒さ」という病気の存在を知ったとともに、その病状に背筋が寒くなるほど怖かったことを覚えています。酒さなんて言葉は聞いたこともなかったので、病院からの帰りにスマホで、酒さを検索し、その写真を見て、心臓に杭を刺されたような衝撃が走りました。あまりに醜い女性の顔ばかりだったからです。
「こんなことになったら、もう仕事ができない。子供たちを養うこともできなくなる。検査なんか待ってられない」
頭から一気に汗が吹き出しました。そのまま、スターバックスに入り、検索を続けると、酒さを治したという記事がいくつもあり、わたしはそこで使われていた美容液やサプリなど、片っ端からすべてその場で購入しました。
酒さの初期症状だったとわかったのは治ってから
すべて通販だったので、すべてがすぐに届き、わたしは即刻使い始めました。毎朝、起きて鏡を見るのが恐ろしい日々が何日も続き、赤のカウンターカラー系のファンデーションで抑え込んでいましたが、それも1カ月が限界で、
「もう、ダメ・・・」
と血の気が引く思いをし始めたころ、ようやく鼻と頬の赤みが引き始めたんです。酒さが治り始めている、そう思い込みたい自分の気持ちが、赤みが引いたように思い込んでいると自虐的な見方をしていたのですが、2週間ほどで元の肌色に戻りました。このとき、まだかかっていた皮膚科では、酒さの判定は出ていなかったので、酒さだとは断定できない状態だったのですが、試しに、通販で購入した商品をすべてやめてみたところ、10日ほどで、鼻と頬に赤みとかゆみが発生し、あの火照りまで出始めたのです。これでわたしは、酒さの初期症状だったと確信しました。それと同時に、塗り切れないほどの美容液と、一回では飲み切れないほどのサプリのどれかが効いていることを確信し、今は、どれが効いているのか、ひとつづつ無くしては10日様子を見ることを繰り返しています。
酒さを初期症状で抑えたことによって、わたしは、酒さを発症したことを子供にすら気づかれずに済んでいます。もし、「赤み、かゆみ、火照り」の3つを感じたら、まず、知りうる限りの情報を集めて、すべてを購入し、まずは、酒さを抑え込むことに専念することをおすすめします。ここでわたしが自分で試した商品を書かないのは、責任が取れないからです。中には、いかにもいい加減な記事に掲載されていた商品もあるのですが、酒さの症状の写真を見たときの恐ろしさに比べれば、試すことくらいどうってことありません。むしろ、初期症状のうちに手を打たずに、後悔することの方がダメージ大きいです。
まだ皮膚科に通ってはいますが、感覚的に現代の皮膚科で酒さを治すことはできないと思います。
結局、治ったというひとの体験以外、酒さについては、まだまだ頼るものがないと感じています。