洗顔をするとき、赤ら顔を良くしようとして念入りに洗っていませんか? 肌に合わない洗顔料を使う。時間をかけてゴシゴシ洗らう。 実は普段の間違った洗顔が赤ら顔悪化の原因になっているかもしれません。 赤ら顔の原因には生まれ持った体質の先天性と、生活習慣などで起こる後天性があります。 後天性はスキンケアを変えることで症状の改善が期待できます。 ここでは、洗顔を見直して正しいやり方を身に着けていきましょう。
〇洗顔料の選び方

backlit toiletry bottles
洗顔で大切なことがあります。 それは「肌になるべく刺激を与えないこと」です。 使っている洗顔料によっては肌にとって刺激なっているかもしれません。 洗い上がりがヒリヒリしたり、カサついたりしていませんか。 洗浄力が強いと、必要な皮脂を奪ってしまいそれを補給しようと過剰に分泌させてしまいます。その上、バリア機能まで弱めてしまいます。 なるべく使用を控えた方がよいでしょう。。 洗剤には界面活性剤が入っています。洗顔料も例外ではありません。 その中に石鹸系界面活性剤があります。 これは洗浄力が強いので、主成分で入っている場合は注意してください。 ピーリングやスクラブ入りは、皮膚を薄くし逆に赤ら顔を悪化させてしまうので避けたほうが良いです。 おすすめはアミノ酸系の界面活性剤が主成分の洗顔料です。 代表的なのは「ココイルグルタミンン酸Na」「ラウロイルメチルアラニンNa」などがあります。 適度な洗浄力を持ち低刺激です。汚れや不要な皮脂だけ落とせるので、ほどよく洗うことができます。 微生物に分解されやすいので環境に優しいのも利点です。 そんなアミノ酸系界面活性剤ですが、欠点もあります。 製造過程に手間がかかり生産量も多くないので価格が割高になってしまうのがネックです。 洗顔料を選んだところで、早速取り入れていきたいところですが 今まで洗浄力が強いものを使っていて、急に弱いものに変えてしまうと、皮脂の分泌とそれを洗い流すバランスが崩れて肌荒れしてしまうことがあります。 それを避けるためには、最初の2週間は弱い洗顔料を2日に一回のペースで使用します。 それ以降は徐々に回数を増やしていき慣らしていきます。
〇洗顔のやり方
洗顔でやってはいけない習慣が3つあります。
- 熱いお湯で流す
- 何分も時間ををかけて洗う
- 手や洗顔ブラシでゴシゴシこする
これらは肌にとって負担になり赤ら顔を悪化させてしまいます。 では、これから良い洗顔方法を見ていきましょう。
1. はじめに
まず、体温くらいのぬるま湯で顔を濡らします。 お湯が熱すぎると肌にとって刺激になります。 シャワーを使う際、水圧は強すぎないようにしましょう。
2. 泡立て
洗顔料を手に取って泡立ていきます。 ここでは、きめ細かく大きな泡を作ることが重要です。泡立てネットを使用すると簡単に作れます。
3. 洗顔
先ほど作った泡を顔に塗り広げていきます。 泡で撫でて汚れを浮かしていきましょう。 優しく小鳥を撫でるようなイメージです。ゴシゴシこすってはいけません。 このとき、手はなるべく顔に触れないよう気を付けます。 泡を乗せて洗う時間は10~20秒くらいにします。 そして、すぐに洗い流しましょう。 洗顔料と接する時間が短いだけでも肌の負担がかなり減ります。 これではしっかり洗えているか不安になりますが、十分汚れを落とすことができます。
4. すすぎ
10~20秒で洗い終わったら、ぬるま湯ですすぎます。 生え際や小鼻はすすぎ残しが多いので忘れずに洗い流してください。 ここでもこすらず丁寧に、肌を労わりましょう。
5. ふき取り
清潔なタオルで水分をふき取ります。 ポンポンと抑えるようなイメージで摩擦を起こさないようにします。
6. 保湿
洗顔が終わったら乾燥させないようクリーム等で保湿します。 特に頬や口回り、目元は乾燥しやすいので気を付けてください。 保湿剤のつけすぎも良くないので、適度な量を塗りましょう。